ミルトンの使い方

ほかの有効な消毒法と比較してみましょう

 

多くの細菌や真菌は「ミルトン」だけではなく煮沸や電子レンジでも消毒することができますが、枯草菌のように芽胞をつくる細菌は熱では消毒されにくいといわれていることはすでに述べましたね。

 

「ミルトン」は熱では死ににくい細菌にも抗力を発揮するうえ、他の有効的な消毒法より格段に扱いやすいという利便性も併せもっています。1具体的な消毒方法・2保管法・3そのほかの特徴の3点から比較してみましょう。

 

「ミルトン」=1:哺乳びんと乳首を溶液に1時間以上つけておく。2:溶液の調整は1日1回、24時間有効。3:哺乳びんと乳首の消毒&保管が同時にできる。消毒後、すすぎ不要。

 

「煮沸消毒法」=1:煮沸したお湯に哺乳びんを15分浸すが、乳首は3分でとりだす。2:消毒後、ほこりやハエなどで再汚染されないように清潔な場所に保管する。3:熱により乳首のゴム部が傷みやすいため煮沸時間が異なり、手間がかかる。加熱するためミルクに皮膜ができやすく、授乳時には赤ちゃんのやけどに注意が必要。

 

「電子レンジ消毒法」=1:レンジ強で3分加熱。2:煮沸消毒と同様に保管。3:加熱するためミルクに皮膜ができやすく、授乳時に赤ちゃんのやけどに注意が必要。並べて比べると、いかに「ミルトン」が楽で安全かがわかりますね。